起承転転
#12 教義の果てに
2007.12.24 (Mon) | Category : OO感想
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すわご乱心か、と心配になるくらいはっちゃけグラハムが大活躍した第12話。
(いや乱心まがいは今回に限った話じゃないけど・・・)
刹那やマリナ様がシリアス路線を突っ走っている一方でいい年した軍人が
ぐらはむすぺさるとか言ってるわけですよ、本当、混沌としてて面白いな!
不穏な空気に包まれるアザディスタン王国に居座ってCBの動向を監視?し続けるアレハンドロ・コーナー。
同士というよりは一歩も二歩も距離を置いて観察している風に見えるんですがこの人の役割は何なんでしょうね?
ガンダムマイスターはヴェーダとやらに選ばれた者らしいですが他の面々はどうなんだろう・・・そもそもヴェーダが何なのか分からないので想像しようもないですが。
物語の重要な鍵を握っているのでは、と囁かれるリボンズは今回後ろから見ると微妙に内股でした。
顔もいでたちも女の子のようなのに声はアムロ。これでただの脇役だったら濃すぎだ・・・
JNN本社では絹江さんが過去の博士号取得者の失踪事件を調べてましたがこの調子でいくとスメラギさん、捜査線上に上がってくるんじゃ?
それともそんな簡単に身元が割れるような失踪の仕方はしていない・・・のかな?
あースメラギさんの身元云々の話が出るとどこかでカタギリが絡んできそうでちょっと怖い。
絡むのは良いんだけれど変な巻き込まれ方をしてCBに転がり込んじゃったりとかそんな展開は・・・
・・・・・・・・・あったら面白いか?(待て)
グラハムと敵対して葛藤して殴り合ってさわやかに和解するといい。どこのスポ根だ。
沙慈、ピザ一枚でルイスママを篭絡。
え、ちょっと、展開早すぎですよ?
本編から全く外れたところで3人のほのぼのラブコメ漫才がシリーズのごとく続いていることにも軽く驚いてますが、手料理にちょっとほだされてから完全に落とされるまでのステップが少な過ぎて顎が外れます。
結局ママの好みも娘の好みもストライクゾーンは一緒だったってことですか・・・?
終盤に向けてルイスや沙慈がどういった役割を担わされるのか分かりませんが、今が(異様なほど)ほのぼのとしているだけに、急転直下、が待っていそうで今から冷や冷や。
この調子(ラブコメ)で最後まで続いたらそれはそれで怖い展開ですが(笑)母娘の壮絶バトル勃発・・・?
事態の悪化に頭も心も悩ませるマリナ様をよそにガンダム調査隊の面々は今回も和気藹々と楽しそうでした。
ハワードの顔が出た瞬間、「誰だこの耽美顔」、と訝ったのはちょっとした秘密です。
前半の作画、乱れてる(ような気がする)割に、キラキラしてる部分が・・・。
耽美顔なのに語尾に「ですなぁ」とか言っちゃうハワード。(後半では「任せましたぜ」とか一層ワイルド)
・・・オヤジ?
グラハムは今回カタギリとセットでした。
やはりグラハムはカタギリのことをガン見してます。
この二人、相手のことを無言で(一方的に)じっと見つめる場面が多いような気がするんですが、それは邪推しろというスタッフの生暖かい施しですか?(違)
与えられなくても邪推はしますけどね!
故郷の土地を歩く刹那。
街の人々の憎憎しげな視線に切ない表情を浮かべる姿が何とも。
クルジスはアザディスタンに吸収された・・・ということは刹那の台詞にあるように現在はアザディスタンが刹那の故郷、というか出身国・・・になるんですか?
友好的に統合したわけではないのは明らかですが・・・何処へ行っても異郷の徒というのは辛い立場でしょうね。
刹那の過去に絡んでいるアリーはもう、完全にヒールですね。歪んでいても信念のある悪役なら格好良いんですが・・・さて?
(”ところがぎっちょん!”とか叫んでるあたりは間違っても格好良いとは言えませんが親しみは持てるかもしれません・・・コーラサワーと同類の)
待機しといて大正解のロックオンと人呼んでグラハムスペシャルの一騎打ち、燃えましたね~
ロボットモノはこうでないと!
しかし・・・え・・・・グラハム、頑張りすぎて変な汁出た?(汁言うな)
美形は涎鼻水とは無縁、の乙女の法則を持ち出すとアレは瞬間的にちょっと過剰に分泌された脂汗!ということで。
いや、胃液でも良いけど。胃液は強酸だから喉痛めちゃうなぁ・・・(ツッコミ所はそこじゃないしフォローにもなってない)
”グラハムスペシャル”が何を指しているのか(私の中で)票が割れます・・・。
カスタムフラッグそのものを指して言っているのか、高速移動しながらの変形で相手の攻撃を回避する行動を必殺技よろしく名づけてみたのか・・・。
それにしてもグラハムスペシャルはないよグラハムスペシャルは・・・(これで感想文中何回繰り返した?)
ネーミングセンスはともかく常識外の動きでロックオンの攻撃を回避するグラハム。
「オレが外した・・・!?何だこのパイロット!!」
激しく同感です、兄貴。
「あえて言わせてもらおう・・・グラハム・エーカーであると!」
絶好調に自己紹介しながらやんちゃ全開でデュナメスに蹴りを食らわすカスタムフラッグ、いやグラハムスペシャル、もう何でもいい、いつもながら誰に言っているの
激しい独り言です。
「オレに剣を使わせるとは・・・」
意外にプライドが高いロックオン・・・
「身持ちが固いな、ガンダム!」
(口説き)落とす気満々だな、グラハム・・・って、誰(どれ)でも良いんかい!
てっきりエクシアたん単独狙いかと。(冷静になろうよ自分)
「よくも・・・私のフラッグを!!!」
今回一番きゅんときた(笑)雄叫び。
ソーマも叫んでいた台詞だけどグラハムが叫ぶと一層きゅんきゅんする、主に私の乙女心が。(あったのか)
片足もがれたソーマと違ってたいして傷もついてなさそうだけど、それでも叫ばずにはいられなかったのね・・・と思うと尚微笑ましい。
カタギリが愛を込めてカスタマイズしてくれた機体だものね、実際に頑張ったのは教授だけどこの瞬間にはカタギリのポニーテールしかグラハム頭に浮かんでなかったと邪推する。
「このしつこさ、尋常じゃねぇぞ」
激しく同(以下略)、
ロックオンの反応を見るとほっとしますね、ああ、普通の人だ、って(笑)
普通、こういう反応だよね?
刹那がスルーしすぎてただけだよね?(面に出てなかっただけかもしれないけれど)
こんな激しい人物と四六時中一緒(意識的に誤解です)にいて穏やかな雰囲気をキープできるカタギリは実は人格者なのかもしれない・・・。
「口惜しさは残るが・・・私とて人の子だ!」
人の子だからてっきり感情に走るのかと思ったらあっさり本来のお仕事に戻られました。
軍人さんだなぁ・・・。
熱くなっても冷静さを失わない、それが大人のマナーです。
たとえぐらはむすぺさるとか言っちゃう大人でも。
白み始める空をバックに過去の記憶が甦る刹那。
ただ瞠目する表情に、その経験がいかに苛烈だったか表れています。
今回の話で少し刹那に対する認識が変わりました。
こころの話なので説明は難しいのですが・・・というか不可能ですが・・・
頑なになったかもしれないけれど、感情が麻痺してしまっているわけではないんだな、と。
抑え付けなければ生きてこられなかったのかもしれない、と想像すると切ないです。
慟哭しても涙を流せない刹那は堰き止められた感情をどこへ流せばいいのか
・・・あー、と、あんまり本気で語ると引かれそうなので暗いのは打ち止めます。
もし私がロク刹推進派だったら、ロックが刹那にここでは書けない(笑)無体なことでもして無理やり泣かせて感情を吐き出させる・・・とか妄想するんですが。
あれ?もうしてる?(節操ないな!グラハムのこと言えないぜ・・・)
打ちひしがれるマリナ様にシーリンの鋭い一言
「毅然としなさい、マリナ・イスマイール!」
シーリンの、優しさじゃないけれど、厳しさだけじゃない何かが感じ取れた場面。
「まだ終わってないわ・・・まだ、」
この人もきっと重い何かを抱えてる・・・設定・・・なんだろうなぁ・・・。
あやうく忘れるところでした。大事な台詞。
「オレは・・・ガンダムになれない」
でも今回は茶化す気になれない。
二週間グラハムに会えないかと思うと寂しいですが、次回予告を思い出すと顔がにやけます。
生 身 で ご 対 面 ・・・!
しかも保護者(カタギリ)と一緒。・・・どんだけ仲良しなの君ら(笑)
グラハムが刹那にかける第一声は「少年!」か「君!」だと予想する。
1パーセントくらいはないかね、可能性。
リューミン、一世代前のアイドルのようでした。
ヘアバンドに触覚付けたい。
ついに次回、刹那がガンダムに・・・!
・・・・・・・おめでとう?